岩永牧子落雷事故当日 13:53分スマホで長居公園のベンチ前より時計台が最後尾の写真を写す。

  海岸バーベキュー 8/15              ↓ 肥後橋のラーメン亭8/18
 40202329_2127814161_68small      40202329_2120240475_46large     
裏面A4 12・2612月26日                                          地下鉄長居駅3番出口を、(13:28着)13:32分出て、直ぐにa-nationのエコバック貰い、会場の長居スタジアム(アリーナレフト)入口で、ゲートチェックをして、スタッフの誘導で、第2陸上場横を抜け、南トイレ脇を通過して、長居公園ベンチ前で、友人と記念撮影をして、左下の列の写真を写し列に並んでいたと思われます。

  DSC_044040202329_2048590197_32large

20151119104315188_0001

落雷事故4日前 被災して亡くなられた友人が撮影

岩永牧子 葬儀告別式・・・エイベックスクリエイティブ 2名のみ

ご友人の葬儀告別式・・・フジ、大阪公演事務所 2名             我々の葬儀告別式には、姿は出さず!?同じ場所での落雷事故なですが?

岩永牧子落雷事故当日 13:53分スマホで長居公園のベンチ前より時計台が最後尾の写真を写す。」への2件のフィードバック

  1. 26年前の粉雪が降る朝、午前5時20分 北九州市北方に有ります、国立病院で、娘(岩永牧子)が生まれました。
    初めての対面は、産声とともにピンク色の女の子、待望の娘が生まれ嬉しかった。
    陣痛の痛みの中生まれてくれて有難うと喜びました。
    自己流でしたが、女の子が欲しくて欲しくて産み分けを致しました。

    2歳上に、長男が生まれ
    30歳までに二人目をと考えておりましたので、肝臓が弱く妊娠が大変でしたが、四カ月間食事療法をして、基礎体温をはかり、出産予定日まで決め産み分けを致しました。
    長男は活発で、大変でしたが牧子は、おとなしく 病気もせずにスクスクと育ってくれました。
    22歳、大阪長居スタジアムで行われたa-nation(EXILEさん)を友人と見にいき、アリーナ席だったばかりに、排水作業の為13時30分開場して座られた方々を会場外へと全員出されていたと、数名から聞き、娘さんのような最後尾辺りに並んでいる方々は、誘導もなく、あの嵐の中、逃げ惑っていたと証言、
    裁判では、我々の弁護士に証言者の住所や名前など伝えてましたが、誰とも連絡も取らず、多数いる証言者の無いまま2月29日終わろうとしております。

    字、直ぐに箝口令(報道規制)が敷かれ、まともな報道をされないまま、救急搬送記録も改ざんされ、警察が根拠の無い雨宿り、来る途中と報道され隠蔽されたまま、この世をさりました。
    早い段階で、AEDを当てられる事無く、長居パークセンターの嘘の報告書を裁判所に提出されたまま、終わります。
    恐ろしいです、大阪市!

  2. 娘の落雷事故 EXILEと検索致しますとヤフーニュースにコメントして頂きました。

    北本 智春
    3月21日 10:17 · Shizuoka 静岡県 静岡市(日本) ·
    ◆注目ニュース 130 [イベント・事故・自然災害]◆
    【引用記事】
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    iAsia 2016年3月15日(火)
    http://www.npo-iasia.org/archive/2016/03/a-nation2012.html

    楽しみにしていた屋外コンサートに行ったわが子が雷に打たれて死亡したら、あなたはどうするだろうか。天災だとすべてをあきらめ、無念の思いをかみ殺すだろうか。ゲリラ豪雨などが多発していて落雷の危険性は増していると言われている中、2012年に大阪で発生したある落雷死亡事故を振り返りたい。事故は防げなかったのか?事故を防ぐ手立てを講じる必要は無いのか?(アイ・アジア/鈴木祐太)
    2012年8月18日、その日の大阪の天気は午前中こそ快晴だったものの、午後から崩れ始める。強い雨は路面を叩き、雷鳴が辺りにとどろき始めた。
    この日、大阪市の長居公園では人気グループ「エグザイル(EXILE)」や「三代目 ジェイ・ソウル・ブラザーズ(三代目J Soul Brothers)」などが出演する「エイ・ネーション2012(a-nation 2012)」の大規模なコンサートが午後から予定されていた。
    北九州市からコンサートを楽しみに大阪に来た岩永牧子さん(当時22歳)は、会場のある長居公園の地下鉄駅の改札を13時32分に出たことがわかっている。そして雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雷の直撃を受けた岩永牧子さんはその場に倒れる。近くの病院に運ばれるが、死亡が確認される。
    母親の岩永和子さんは、落雷が予想されたにも関わらず何の手だてもとらなかった会社に責任が無いとは言えないと、次のように話す。
    「雷が落ちても命を守れる場所を確保してくれなければ、安心して子どもをライブに行かせられないのはどこの親も同じだと思う。指示や誘導をきちんとしてくれていたら、娘は助かったのではないか」
    この日、気象庁は事故前日の15時25分に大阪府全域に雷注意報を出している。また大阪市には13時48分に大雨注意報、洪水注意報が発せられ、14時9分には大雨警報(浸水害)、洪水警報が発せられていた。つまり、牧子さんでなくても、誰かが落雷事故にあう恐れは当日の午前中からあったとも考えられる。
    牧子さんの両親は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って損害賠償を求めて大阪地方裁判所に訴えを起こした。
    しかし、これまでの口頭弁論で、会社側は「スタジアムの外で起きた事故であり、主催者に責任はない」と主張。訴えを退けるよう裁判所に求めている。
    牧子さんの両親の代理人を務める辰巳裕規弁護士(兵庫県弁護士会)は、
    「大規模イベントを企画し、何万人という都市にも匹敵する観衆を集客する主催者には、スタジアム内のみならずスタジアム周辺に参集した観客に対しても安全配慮義務として生命、身体を保護する義務がある」
    と述べている。
    また、東京オリンピックなど今後予想される野外での大きなイベントで落雷・ゲリラ豪雨対策は必要ないのか、この事故を契機に考えるべきではないかと話す。
    主催者側はスタジアムの外で起きたことだとしているが、当日、長居公園でジョギングをしていた近くに住む男性(48才)は、
    「コンサートはスタジアムで開かれていたのかもしれないが、当日はスタジアムの外でもエグザイル関係の様々なイベントが開かれていて、公園全体がエグザイル祭のような感じだった」
    と証言する。
    注意報が出ていた以上、落雷は予見できなかったわけではない。では、落雷事故は防げなかったのか?主催者側の対応に問題は無かったのか?裁判は2月29日に結審した。判決は5月16日に大阪地裁で言い渡される。

    【引用画像】
    チラシ表面
    http://pmc-kitakyushu.com/…/wp-c…/uploads/2016/01/12月26日.gif
    チラシ裏面
    http://pmc-kitakyushu.com/…/wp/wp-cont…/uploads/2016/01/裏面A4 12・26.gif
    【参考情報】
    たむごんの白熊ニュース
    a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先
    2012年08月19日
    http://portirland.blogspot.jp/…/08/nagaikoen-avex-osaka.html
    【記事使用のルールは下記の◆注目ニュースの告知ルール◆を適用します】
    ◆注目ニュースの告知ルール◆
    https://www.facebook.com/photo.php…
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆意見・感想◆
    最初にこの報道をyahooニュースにて見ました。
    yahooニュース版
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    アジアプレス・ネットワーク 2016年3月15日(火)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl…
    そして、ニュースのコメント欄に下記のコメントを書きました。

    >雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雨を避ける目的が主で雷を避ける目的はおまけという意味での木陰への退避だと思うのですが・・・。
    まあ、被害者ではないからどのような心情でそのような行動をしたのかはっきり言い切れないが、雷を避ける目的のみで木陰に隠れるよりは雨対策がメインでしょう。
    何にしても、イベント会場外での事で尚且つイベント開始時間ではないタイミングでの事故に主催者が責任を問われるのならば、今後の世の中の全ての事故について予見性の理論で因果関係を追求できるというトンでもな話になってきますよ。

    ところが、その後にyahooニュースのコメント欄にて書かれたもの読んでいると被害者の母親の書き込みがあり、事件様相が報道と違うものだというのがわかってきました。
    岩永 和子 facebook
    https://www.facebook.com/iwanagakazuko
    宇津崎 和子 facebook
    https://www.facebook.com/profile.php?id=100006456823153
    a-nation落雷事故の裁判 意見陳述書
    大阪地方裁判所第3民事部合議1係  御中
    平成25年10月7日
    原告 母 岩永和子 その他一名
    1  提訴に至った経緯
    平成24年8月18日(土)私達の娘・岩永牧子(年齢22歳)は、当日朝から楽しみにしていた野外ライブ(a-nation)を見に行くため、北九州市(小倉駅)から新大阪に着き、その後、地下鉄に乗り ビジネスホテルで荷物を預け、近くのラーメン店で食事をし、地下鉄に乗り13時30分開場時間を目標に、会場である長居公園に向かいました。娘は地下鉄から降り、公園内に入り行列に並んでいましたが、その時、落雷事故に遭い、心肺停止となりました。落雷事故が発生した時間は、14時10分頃から14時15分頃までの間だったそうです。
    当日 私達夫婦に連絡が入ったのは病院側からの連絡で、15時36分頃でした。それから私と妻は、北九州市から大阪市内の病院へと向かいました。
    私達が到着したとき付き添いが誰もいないことに愕然としました。病院からは、心肺停止の場合は速やかに対応しないと命に係わる、早い段階でAEDを当てていれば命は助かった可能性が高かったと言われました。
    翌19日の朝、娘は尊い命を失いました。それから警察の担当者から事情説明があり、娘の解剖検査行うため管轄の警察署へ遺体を搬送するとの事で、私達も警察署へと移動しました。到着後、控室で待っている間、担当警察官から事故現場 へ行かれますかとのお話しがあり、私達は事故現場へ行きました。現場に到着すると、私達は人の多さに目を見張りました。警察官に尋ねたところ、ライブは何事もなかったかのように二日目も予定通り開催するとの事で私達は、驚いて警察官に主催者側に会いたいと申し出ました。なぜ、中止にしないのか納得がいかない状況でした。警察官から主催者側に会ってほしいと頼んでもらいましたが、警察官からは出来ないとの返事がありました。そこで仕方なく警察官から主催者側の方に連絡をしてもらい、私達に連絡をくれるように、お願いしてもらいました。
    解剖検査が終わり、私達が北九州市に戻ろうとした時、地下鉄で主催者側から連絡を受けました。時間は16時50分頃でした。その時 私は連絡をしてきた主催者側の人に事故の対応はどうであったのか確認をしましたが、主催者側は万全な対応をしたと言うだけでした。
    主催者側は、午前中から雷注意報が発令され、実際にゲリラ豪雨に見舞われたにもかかわらず避難誘導等何らの対応もしていません。行列に並ばせているのに、何ら対応していない事が、私達は納得できませんでした。その後、自分たちで調べて行く中で、救急車の要請も主催者側からではなく一般の方からの通報であり、主催者側は事故現場で一切何の対応もしていないことが分かりました。二人の尊い命が失われているのに野外ライブを決行していることにも納得がいきません。事故発生から2週間後にも、私達から主催者側に連絡しましたが、娘の事故のことは、「競技場を借りただけで競技場外は関係ない」と言われました。そのためこのような経緯から主催者側の責任を明らかにしたく提訴に踏み切った次第です。
    2   娘への思い
    娘は、生まれて間もない頃から健康で明るく活発で、小学校の時は友達も多く また、優しい娘でありました。中学3年生の高校受験の時は、自ら推薦を学校担任に申し出、合格しました。また、高校の時は、卓球部に所属し、3年間最後までやり遂げました。そして1級簿記・電卓1級を取得し卒業しました。高校卒業時は、私達と相談し、就職するか大学まで行くか悩んだ末、きちんと奨学金を借り、短大を卒業しました。私達は、娘の行動を陰ながら応援していました。その後、整形外科の事務として就職し、約2年5ヶ月事務職及びリハビリ担当として仕事を頑張っていました。預金も170万円ありました。幼稚園から短大までの友人を凄く大切にし、そして、いつも友達から悩み事を相談されていました。友達のお誕生日にサプライズをする事が大好きで、友達を感動させ喜ばれていました。私達は改めて娘の存在の大きさを知り、偉大な娘であったと実感しました。
    娘も今回の事故は、納得がいかないと思います。本当に悔やまれます。
    3 被告に伝えたいこと
    被告ら主催者に伝えたいことは次の6点です。
    ①カラーコーンを並べて入場者を並ばせているのに、なぜ十分な警備体制を取っていなかったのか
    ②なぜ、救護本部で医師及び看護師が待機しているのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ③娘はエグザイルのスポーツタオルを身につけて倒れていたのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ④なぜ、野外ライブを中止しなかったのか。
    ⑤なぜ、競技場外を関係ないといえるのか。
    ⑥事故の翌日2日目のライブではなぜ、カラーコーンを撤去したのか
    4 この裁判に望むことは
    娘の事故は、今後も野外ライブに於いて有り得る事です。二度と同じ悲惨な事故が繰り返されないためにも、この裁判において、主催者側が誰が何をすべきであったのか、何が不十分であったのか、その責任の所在が明らかにされることを望みます。そして、今後の野外ライブでの警備体制、避難誘導体制等の見直しがされることを望みます。5万人以上の人が集結する場所では、実際にコンサートが行われる競技場内だけではなく、行列が出来る競技場外でも完全対策は万全にすべきだと考えます。
    以上
    上記の意見陳述書を整理し時系列化すると、
    2012年(平成24年)8月18日(土)
    [13時30分]
    開場時間を目標に会場の長居公園に向かう。
    地下鉄から降り公園内に入り行列に並ぶ。
    [14時10分~14時15分頃]
    落雷事故に遭い心肺停止。
    となりますが、yhaooニュースのコメント欄で岩永和子氏の書き込みを見ると、
    [13時30分]
    開場するが、雨が降ってきたので排水作業の為にアリーナ席に既に入場していた観客はスタッフが会場外に誘導。
    会場外で並んで待っていた観客が急変した天候悪化で、長居スタジアムに向かい数万人が会場に入ろうと殺到するが入場禁止で入ることができず。
    長居公園の道路は雨で川のようになってしまい、少しでも濡れないように数万人が木の下に避難して誘導待ち。
    その後、落雷事故発生。
    という流れのようです。
    宇津崎 和子 facebook
    目撃者の証言動画
    https://www.facebook.com/100006456823153/videos/1905428289682380/
    さて、急変した天候悪化がどの位のものだったか上記の【参考情報】の[たむごんの白熊ニュース a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先]の落雷位置情報と、当日の動画をご覧ください。
    youtube
    落雷事故同時刻 主催者側テントからの投稿14:14
    https://www.youtube.com/watch?v=j1vK1vOcGYk#t=26
    さすがにこのレベルの雨天は問題でしょう。
    これで避難先の誘導がなされないというのはいかがなものでしょうか?
    しかも今回のケースでは、一部の観客をイベント会場から屋外に誘導するも雨天を凌げる場所への案内もせずに動画の状況で会場外で待たせるという流れのようです。
    それと、スタジアムの周りではグッズの販売がなされていて集客がなされていたという情報もあります。
    上記の状況ではありますが、しかし、イベント中の事故ではありません。
    会場に入場中の事故について主催者がどこまで責任を負うのかという裁判になっています。
    下記はイベントに参加した方のブログです。
    What Cha’ Gonna Do
    大阪から無事に帰ってきましたΣ(>д<)
    http://pearl.x0.com/pg_blog/diary.cgi…
    イベント中の落雷事故では下記の裁判判例があります。
    弁護士村上英樹のブログ
    サッカー試合中の落雷事故で高校などに賠償命令 [くらしと安全(交通事故その他)]
    http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2008-09-18

    サッカー試合中に落雷で障害、高校などに3億円賠償命令
     大阪府高槻市で1996年8月、サッカー大会の試合中に落雷に遭って視力を失い、手足が不自由になるなど重度の障害を負った高知市の北村光寿さん(28)と家族が、在籍していた私立土佐高校(高知市)と、大会を主催した高槻市体育協会に約6億4600万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であった。
     矢延正平 ( やのぶまさひら ) 裁判長は「落雷発生を予見することは可能で、サッカー部の引率教諭や市体育協会、大会の会場担当者らは注意義務を怠った過失がある」などとして、原告敗訴の1審判決を変更、将来のリハビリ費用を含む計約3億700万円の支払いを命じた。
     学校の課外活動中の落雷事故で賠償が認められたのは初めて。
     判決は「教諭や会場担当者らは生徒の安全にかかわる事故の危険性を予見し、防止する措置をとる注意義務を負う」と指摘。その上で、試合開始前に雷鳴が聞こえ、雲間の放電も目撃されていたことなどから、「雷鳴が大きな音でなかったとしても、教諭らは落雷の危険を具体的に予見できた」とした。
    – 読売新聞 [09/18(木) 02:31]

    上記を踏まえつつ考えると、イベント中の落雷事故は主催者の安全配慮義務が求められますが、今回のエイベックスのコンサートの場合はイベント開始前の事故です。
    ・主催者側の安全配慮義務としてイベント当日の落雷注意報への対応と、観客の避難誘導先の確保について不備のある点。
    ・会場への入場待ちの観客に対して天候悪化時の避難誘導自体もしっかり行われていない様子。
    ・落雷事故発生後の被害者に対する救命行動の有無。
    など、幾つかの点で疑義があります。
    これが”被害者が家を出た瞬間の落雷事故”ならばこのような物言いはしませんが、会場に入場する為に並んでいたのならば、既に主催者の監督指揮権の中にいる状態だと推察できます。
    そして、主催者が妥当性のある避難場所への誘導をしたのに被害者個人が自身の判断で主催者の誘導を無視して行った行動ならば被害者個人の責任に帰結していくでしょうが、まったくそのような状況でもありません。
    そういう環境の中に数万人の観客がいるのですから、観客個々に独自の判断で避難行動をするのは難しいと思えます。
    この不具合をなくすために主催者が安全配慮義務として避難誘導の仕組みを整えているのです。
    仮に今回の件が被害者の落ち度で判決が出てしまうと、今後に行われる大規模イベント時にも
    「自分の身を自分で守れ」
    という仕組みになってしまうので、極論で言うと
    「イベント入場前は主催者の避難誘導の有無を勘案せず、自身の判断で最適な避難をしなければならない」
    との判断になってしまいます。
    相当な緊急事態時はそのような判断もありえますが、一般的には主催者の避難誘導に従うのが筋なので、もし観客が個別に判断して対応するのが標準化してしまったら、数万人規模のイベントではパニックに繋がっていきますよ。
    この事件の責任が誰にどのような形の結論になるのかは私もはっきり予想できませんが、今後の大規模イベントにおける入場時の会場周辺の責任の所在について明確な指針となるでしょう。
    *Java Jiveさん、情報提供ありがとうございました。
    この投稿にタグ43件を追加しました。
    この投稿にリンクプレビューを追加しました。
    岩永 和子
    3月24日
    娘の落雷事故 EXILEと検索致しますとヤフーニュースにコメントして頂きました。

    北本 智春
    3月21日 10:17 · Shizuoka 静岡県 静岡市(日本) ·
    ◆注目ニュース 130 [イベント・事故・自然災害]◆
    【引用記事】
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    iAsia 2016年3月15日(火)
    http://www.npo-iasia.org/archive/2016/03/a-nation2012.html

    楽しみにしていた屋外コンサートに行ったわが子が雷に打たれて死亡したら、あなたはどうするだろうか。天災だとすべてをあきらめ、無念の思いをかみ殺すだろうか。ゲリラ豪雨などが多発していて落雷の危険性は増していると言われている中、2012年に大阪で発生したある落雷死亡事故を振り返りたい。事故は防げなかったのか?事故を防ぐ手立てを講じる必要は無いのか?(アイ・アジア/鈴木祐太)
    2012年8月18日、その日の大阪の天気は午前中こそ快晴だったものの、午後から崩れ始める。強い雨は路面を叩き、雷鳴が辺りにとどろき始めた。
    この日、大阪市の長居公園では人気グループ「エグザイル(EXILE)」や「三代目 ジェイ・ソウル・ブラザーズ(三代目J Soul Brothers)」などが出演する「エイ・ネーション2012(a-nation 2012)」の大規模なコンサートが午後から予定されていた。
    北九州市からコンサートを楽しみに大阪に来た岩永牧子さん(当時22歳)は、会場のある長居公園の地下鉄駅の改札を13時32分に出たことがわかっている。そして雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雷の直撃を受けた岩永牧子さんはその場に倒れる。近くの病院に運ばれるが、死亡が確認される。
    母親の岩永和子さんは、落雷が予想されたにも関わらず何の手だてもとらなかった会社に責任が無いとは言えないと、次のように話す。
    「雷が落ちても命を守れる場所を確保してくれなければ、安心して子どもをライブに行かせられないのはどこの親も同じだと思う。指示や誘導をきちんとしてくれていたら、娘は助かったのではないか」
    この日、気象庁は事故前日の15時25分に大阪府全域に雷注意報を出している。また大阪市には13時48分に大雨注意報、洪水注意報が発せられ、14時9分には大雨警報(浸水害)、洪水警報が発せられていた。つまり、牧子さんでなくても、誰かが落雷事故にあう恐れは当日の午前中からあったとも考えられる。
    牧子さんの両親は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って損害賠償を求めて大阪地方裁判所に訴えを起こした。
    しかし、これまでの口頭弁論で、会社側は「スタジアムの外で起きた事故であり、主催者に責任はない」と主張。訴えを退けるよう裁判所に求めている。
    牧子さんの両親の代理人を務める辰巳裕規弁護士(兵庫県弁護士会)は、
    「大規模イベントを企画し、何万人という都市にも匹敵する観衆を集客する主催者には、スタジアム内のみならずスタジアム周辺に参集した観客に対しても安全配慮義務として生命、身体を保護する義務がある」
    と述べている。
    また、東京オリンピックなど今後予想される野外での大きなイベントで落雷・ゲリラ豪雨対策は必要ないのか、この事故を契機に考えるべきではないかと話す。
    主催者側はスタジアムの外で起きたことだとしているが、当日、長居公園でジョギングをしていた近くに住む男性(48才)は、
    「コンサートはスタジアムで開かれていたのかもしれないが、当日はスタジアムの外でもエグザイル関係の様々なイベントが開かれていて、公園全体がエグザイル祭のような感じだった」
    と証言する。
    注意報が出ていた以上、落雷は予見できなかったわけではない。では、落雷事故は防げなかったのか?主催者側の対応に問題は無かったのか?裁判は2月29日に結審した。判決は5月16日に大阪地裁で言い渡される。

    【引用画像】
    チラシ表面
    チラシ裏面
    http://pmc-kitakyushu.com/makiko/
    【参考情報】
    たむごんの白熊ニュース
    a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先
    2012年08月19日
    http://portirland.blogspot.jp/…/08/nagaikoen-avex-osaka.html
    【記事使用のルールは下記の◆注目ニュースの告知ルール◆を適用します】
    ◆注目ニュースの告知ルール◆
    https://www.facebook.com/photo.php…
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆意見・感想◆
    最初にこの報道をyahooニュースにて見ました。
    yahooニュース版
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    アジアプレス・ネットワーク 2016年3月15日(火)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl…
    そして、ニュースのコメント欄に下記のコメントを書きました。

    >雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雨を避ける目的が主で雷を避ける目的はおまけという意味での木陰への退避だと思うのですが・・・。
    まあ、被害者ではないからどのような心情でそのような行動をしたのかはっきり言い切れないが、雷を避ける目的のみで木陰に隠れるよりは雨対策がメインでしょう。
    何にしても、イベント会場外での事で尚且つイベント開始時間ではないタイミングでの事故に主催者が責任を問われるのならば、今後の世の中の全ての事故について予見性の理論で因果関係を追求できるというトンでもな話になってきますよ。

    ところが、その後にyahooニュースのコメント欄にて書かれたもの読んでいると被害者の母親の書き込みがあり、事件様相が報道と違うものだというのがわかってきました。
    岩永 和子 facebook
    https://www.facebook.com/iwanagakazuko
    宇津崎 和子 facebook
    https://www.facebook.com/profile.php?id=100006456823153
    a-nation落雷事故の裁判 意見陳述書
    大阪地方裁判所第3民事部合議1係  御中
    平成25年10月7日
    原告 母 岩永和子 その他一名
    1  提訴に至った経緯
    平成24年8月18日(土)私達の娘・岩永牧子(年齢22歳)は、当日朝から楽しみにしていた野外ライブ(a-nation)を見に行くため、北九州市(小倉駅)から新大阪に着き、その後、地下鉄に乗り ビジネスホテルで荷物を預け、近くのラーメン店で食事をし、地下鉄に乗り13時30分開場時間を目標に、会場である長居公園に向かいました。娘は地下鉄から降り、公園内に入り行列に並んでいましたが、その時、落雷事故に遭い、心肺停止となりました。落雷事故が発生した時間は、14時10分頃から14時15分頃までの間だったそうです。
    当日 私達夫婦に連絡が入ったのは病院側からの連絡で、15時36分頃でした。それから私と妻は、北九州市から大阪市内の病院へと向かいました。
    私達が到着したとき付き添いが誰もいないことに愕然としました。病院からは、心肺停止の場合は速やかに対応しないと命に係わる、早い段階でAEDを当てていれば命は助かった可能性が高かったと言われました。
    翌19日の朝、娘は尊い命を失いました。それから警察の担当者から事情説明があり、娘の解剖検査行うため管轄の警察署へ遺体を搬送するとの事で、私達も警察署へと移動しました。到着後、控室で待っている間、担当警察官から事故現場 へ行かれますかとのお話しがあり、私達は事故現場へ行きました。現場に到着すると、私達は人の多さに目を見張りました。警察官に尋ねたところ、ライブは何事もなかったかのように二日目も予定通り開催するとの事で私達は、驚いて警察官に主催者側に会いたいと申し出ました。なぜ、中止にしないのか納得がいかない状況でした。警察官から主催者側に会ってほしいと頼んでもらいましたが、警察官からは出来ないとの返事がありました。そこで仕方なく警察官から主催者側の方に連絡をしてもらい、私達に連絡をくれるように、お願いしてもらいました。
    解剖検査が終わり、私達が北九州市に戻ろうとした時、地下鉄で主催者側から連絡を受けました。時間は16時50分頃でした。その時 私は連絡をしてきた主催者側の人に事故の対応はどうであったのか確認をしましたが、主催者側は万全な対応をしたと言うだけでした。
    主催者側は、午前中から雷注意報が発令され、実際にゲリラ豪雨に見舞われたにもかかわらず避難誘導等何らの対応もしていません。行列に並ばせているのに、何ら対応していない事が、私達は納得できませんでした。その後、自分たちで調べて行く中で、救急車の要請も主催者側からではなく一般の方からの通報であり、主催者側は事故現場で一切何の対応もしていないことが分かりました。二人の尊い命が失われているのに野外ライブを決行していることにも納得がいきません。事故発生から2週間後にも、私達から主催者側に連絡しましたが、娘の事故のことは、「競技場を借りただけで競技場外は関係ない」と言われました。そのためこのような経緯から主催者側の責任を明らかにしたく提訴に踏み切った次第です。
    2   娘への思い
    娘は、生まれて間もない頃から健康で明るく活発で、小学校の時は友達も多く また、優しい娘でありました。中学3年生の高校受験の時は、自ら推薦を学校担任に申し出、合格しました。また、高校の時は、卓球部に所属し、3年間最後までやり遂げました。そして1級簿記・電卓1級を取得し卒業しました。高校卒業時は、私達と相談し、就職するか大学まで行くか悩んだ末、きちんと奨学金を借り、短大を卒業しました。私達は、娘の行動を陰ながら応援していました。その後、整形外科の事務として就職し、約2年5ヶ月事務職及びリハビリ担当として仕事を頑張っていました。預金も170万円ありました。幼稚園から短大までの友人を凄く大切にし、そして、いつも友達から悩み事を相談されていました。友達のお誕生日にサプライズをする事が大好きで、友達を感動させ喜ばれていました。私達は改めて娘の存在の大きさを知り、偉大な娘であったと実感しました。
    娘も今回の事故は、納得がいかないと思います。本当に悔やまれます。
    3 被告に伝えたいこと
    被告ら主催者に伝えたいことは次の6点です。
    ①カラーコーンを並べて入場者を並ばせているのに、なぜ十分な警備体制を取っていなかったのか
    ②なぜ、救護本部で医師及び看護師が待機しているのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ③娘はエグザイルのスポーツタオルを身につけて倒れていたのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ④なぜ、野外ライブを中止しなかったのか。
    ⑤なぜ、競技場外を関係ないといえるのか。
    ⑥事故の翌日2日目のライブではなぜ、カラーコーンを撤去したのか
    4 この裁判に望むことは
    娘の事故は、今後も野外ライブに於いて有り得る事です。二度と同じ悲惨な事故が繰り返されないためにも、この裁判において、主催者側が誰が何をすべきであったのか、何が不十分であったのか、その責任の所在が明らかにされることを望みます。そして、今後の野外ライブでの警備体制、避難誘導体制等の見直しがされることを望みます。5万人以上の人が集結する場所では、実際にコンサートが行われる競技場内だけではなく、行列が出来る競技場外でも完全対策は万全にすべきだと考えます。
    以上
    上記の意見陳述書を整理し時系列化すると、
    2012年(平成24年)8月18日(土)
    [13時30分]
    開場時間を目標に会場の長居公園に向かう。
    地下鉄から降り公園内に入り行列に並ぶ。
    [14時10分~14時15分頃]
    落雷事故に遭い心肺停止。
    となりますが、yhaooニュースのコメント欄で岩永和子氏の書き込みを見ると、
    [13時30分]
    開場するが、雨が降ってきたので排水作業の為にアリーナ席に既に入場していた観客はスタッフが会場外に誘導。
    会場外で並んで待っていた観客が急変した天候悪化で、長居スタジアムに向かい数万人が会場に入ろうと殺到するが入場禁止で入ることができず。
    長居公園の道路は雨で川のようになってしまい、少しでも濡れないように数万人が木の下に避難して誘導待ち。
    その後、落雷事故発生。
    という流れのようです。
    宇津崎 和子 facebook
    目撃者の証言動画
    https://www.facebook.com/100006456823153/videos/1905428289682380/
    さて、急変した天候悪化がどの位のものだったか上記の【参考情報】の[たむごんの白熊ニュース a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先]の落雷位置情報と、当日の動画をご覧ください。
    youtube
    落雷事故同時刻 主催者側テントからの投稿14:14
    https://www.youtube.com/watch?v=j1vK1vOcGYk#t=29
    さすがにこのレベルの雨天は問題でしょう。
    これで避難先の誘導がなされないというのはいかがなものでしょうか?
    しかも今回のケースでは、一部の観客をイベント会場から屋外に誘導するも雨天を凌げる場所への案内もせずに動画の状況で会場外で待たせるという流れのようです。
    それと、スタジアムの周りではグッズの販売がなされていて集客がなされていたという情報もあります。
    上記の状況ではありますが、しかし、イベント中の事故ではありません。
    会場に入場中の事故について主催者がどこまで責任を負うのかという裁判になっています。
    下記はイベントに参加した方のブログです。
    What Cha’ Gonna Do
    大阪から無事に帰ってきましたΣ(>д<)
    http://pearl.x0.com/pg_blog/diary.cgi…
    イベント中の落雷事故では下記の裁判判例があります。
    弁護士村上英樹のブログ
    サッカー試合中の落雷事故で高校などに賠償命令 [くらしと安全(交通事故その他)]
    http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2008-09-18

    サッカー試合中に落雷で障害、高校などに3億円賠償命令
     大阪府高槻市で1996年8月、サッカー大会の試合中に落雷に遭って視力を失い、手足が不自由になるなど重度の障害を負った高知市の北村光寿さん(28)と家族が、在籍していた私立土佐高校(高知市)と、大会を主催した高槻市体育協会に約6億4600万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であった。
     矢延正平 ( やのぶまさひら ) 裁判長は「落雷発生を予見することは可能で、サッカー部の引率教諭や市体育協会、大会の会場担当者らは注意義務を怠った過失がある」などとして、原告敗訴の1審判決を変更、将来のリハビリ費用を含む計約3億700万円の支払いを命じた。
     学校の課外活動中の落雷事故で賠償が認められたのは初めて。
     判決は「教諭や会場担当者らは生徒の安全にかかわる事故の危険性を予見し、防止する措置をとる注意義務を負う」と指摘。その上で、試合開始前に雷鳴が聞こえ、雲間の放電も目撃されていたことなどから、「雷鳴が大きな音でなかったとしても、教諭らは落雷の危険を具体的に予見できた」とした。
    – 読売新聞 [09/18(木) 02:31]

    上記を踏まえつつ考えると、イベント中の落雷事故は主催者の安全配慮義務が求められますが、今回のエイベックスのコンサートの場合はイベント開始前の事故です。
    ・主催者側の安全配慮義務としてイベント当日の落雷注意報への対応と、観客の避難誘導先の確保について不備のある点。
    ・会場への入場待ちの観客に対して天候悪化時の避難誘導自体もしっかり行われていない様子。
    ・落雷事故発生後の被害者に対する救命行動の有無。
    など、幾つかの点で疑義があります。
    これが”被害者が家を出た瞬間の落雷事故”ならばこのような物言いはしませんが、会場に入場する為に並んでいたのならば、既に主催者の監督指揮権の中にいる状態だと推察できます。
    そして、主催者が妥当性のある避難場所への誘導をしたのに被害者個人が自身の判断で主催者の誘導を無視して行った行動ならば被害者個人の責任に帰結していくでしょうが、まったくそのような状況でもありません。
    そういう環境の中に数万人の観客がいるのですから、観客個々に独自の判断で避難行動をするのは難しいと思えます。
    この不具合をなくすために主催者が安全配慮義務として避難誘導の仕組みを整えているのです。
    仮に今回の件が被害者の落ち度で判決が出てしまうと、今後に行われる大規模イベント時にも
    「自分の身を自分で守れ」
    という仕組みになってしまうので、極論で言うと
    「イベント入場前は主催者の避難誘導の有無を勘案せず、自身の判断で最適な避難をしなければならない」
    との判断になってしまいます。
    相当な緊急事態時はそのような判断もありえますが、一般的には主催者の避難誘導に従うのが筋なので、もし観客が個別に判断して対応するのが標準化してしまったら、数万人規模のイベントではパニックに繋がっていきますよ。
    この事件の責任が誰にどのような形の結論になるのかは私もはっきり予想できませんが、今後の大規模イベントにおける入場時の会場周辺の責任の所在について明確な指針となるでしょう。
    *Java Jiveさん、情報提供ありがとうございました。
    岩永 和子
    3月26日
    娘の落雷事故 EXILEと検索致しますとヤフーニュースにコメントして頂きました。

    北本 智春
    3月21日 10:17 · Shizuoka 静岡県 静岡市(日本) ·
    ◆注目ニュース 130 [イベント・事故・自然災害]◆
    【引用記事】
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    iAsia 2016年3月15日(火)
    http://www.npo-iasia.org/archive/2016/03/a-nation2012.html

    楽しみにしていた屋外コンサートに行ったわが子が雷に打たれて死亡したら、あなたはどうするだろうか。天災だとすべてをあきらめ、無念の思いをかみ殺すだろうか。ゲリラ豪雨などが多発していて落雷の危険性は増していると言われている中、2012年に大阪で発生したある落雷死亡事故を振り返りたい。事故は防げなかったのか?事故を防ぐ手立てを講じる必要は無いのか?(アイ・アジア/鈴木祐太)
    2012年8月18日、その日の大阪の天気は午前中こそ快晴だったものの、午後から崩れ始める。強い雨は路面を叩き、雷鳴が辺りにとどろき始めた。
    この日、大阪市の長居公園では人気グループ「エグザイル(EXILE)」や「三代目 ジェイ・ソウル・ブラザーズ(三代目J Soul Brothers)」などが出演する「エイ・ネーション2012(a-nation 2012)」の大規模なコンサートが午後から予定されていた。
    北九州市からコンサートを楽しみに大阪に来た岩永牧子さん(当時22歳)は、会場のある長居公園の地下鉄駅の改札を13時32分に出たことがわかっている。そして雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雷の直撃を受けた岩永牧子さんはその場に倒れる。近くの病院に運ばれるが、死亡が確認される。
    母親の岩永和子さんは、落雷が予想されたにも関わらず何の手だてもとらなかった会社に責任が無いとは言えないと、次のように話す。
    「雷が落ちても命を守れる場所を確保してくれなければ、安心して子どもをライブに行かせられないのはどこの親も同じだと思う。指示や誘導をきちんとしてくれていたら、娘は助かったのではないか」
    この日、気象庁は事故前日の15時25分に大阪府全域に雷注意報を出している。また大阪市には13時48分に大雨注意報、洪水注意報が発せられ、14時9分には大雨警報(浸水害)、洪水警報が発せられていた。つまり、牧子さんでなくても、誰かが落雷事故にあう恐れは当日の午前中からあったとも考えられる。
    牧子さんの両親は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って損害賠償を求めて大阪地方裁判所に訴えを起こした。
    しかし、これまでの口頭弁論で、会社側は「スタジアムの外で起きた事故であり、主催者に責任はない」と主張。訴えを退けるよう裁判所に求めている。
    牧子さんの両親の代理人を務める辰巳裕規弁護士(兵庫県弁護士会)は、
    「大規模イベントを企画し、何万人という都市にも匹敵する観衆を集客する主催者には、スタジアム内のみならずスタジアム周辺に参集した観客に対しても安全配慮義務として生命、身体を保護する義務がある」
    と述べている。
    また、東京オリンピックなど今後予想される野外での大きなイベントで落雷・ゲリラ豪雨対策は必要ないのか、この事故を契機に考えるべきではないかと話す。
    主催者側はスタジアムの外で起きたことだとしているが、当日、長居公園でジョギングをしていた近くに住む男性(48才)は、
    「コンサートはスタジアムで開かれていたのかもしれないが、当日はスタジアムの外でもエグザイル関係の様々なイベントが開かれていて、公園全体がエグザイル祭のような感じだった」
    と証言する。
    注意報が出ていた以上、落雷は予見できなかったわけではない。では、落雷事故は防げなかったのか?主催者側の対応に問題は無かったのか?裁判は2月29日に結審した。判決は5月16日に大阪地裁で言い渡される。

    【引用画像】
    チラシ表面
    チラシ裏面
    http://pmc-kitakyushu.com/makiko/
    【参考情報】
    たむごんの白熊ニュース
    a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先
    2012年08月19日
    http://portirland.blogspot.jp/…/08/nagaikoen-avex-osaka.html
    【記事使用のルールは下記の◆注目ニュースの告知ルール◆を適用します】
    ◆注目ニュースの告知ルール◆
    https://www.facebook.com/photo.php…
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆意見・感想◆
    最初にこの報道をyahooニュースにて見ました。
    yahooニュース版
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    アジアプレス・ネットワーク 2016年3月15日(火)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010001-asiap-soci
    そして、ニュースのコメント欄に下記のコメントを書きました。

    >雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雨を避ける目的が主で雷を避ける目的はおまけという意味での木陰への退避だと思うのですが・・・。
    まあ、被害者ではないからどのような心情でそのような行動をしたのかはっきり言い切れないが、雷を避ける目的のみで木陰に隠れるよりは雨対策がメインでしょう。
    何にしても、イベント会場外での事で尚且つイベント開始時間ではないタイミングでの事故に主催者が責任を問われるのならば、今後の世の中の全ての事故について予見性の理論で因果関係を追求できるというトンでもな話になってきますよ。

    ところが、その後にyahooニュースのコメント欄にて書かれたもの読んでいると被害者の母親の書き込みがあり、事件様相が報道と違うものだというのがわかってきました。
    岩永 和子 facebook
    https://www.facebook.comiwanagakazuko/
    宇津崎 和子 facebook
    https://www.facebook.com/profile.php?id=100006456823153
    a-nation落雷事故の裁判 意見陳述書
    大阪地方裁判所第3民事部合議1係  御中
    平成25年10月7日
    原告 母 岩永和子 その他一名
    1  提訴に至った経緯
    平成24年8月18日(土)私達の娘・岩永牧子(年齢22歳)は、当日朝から楽しみにしていた野外ライブ(a-nation)を見に行くため、北九州市(小倉駅)から新大阪に着き、その後、地下鉄に乗り ビジネスホテルで荷物を預け、近くのラーメン店で食事をし、地下鉄に乗り13時30分開場時間を目標に、会場である長居公園に向かいました。娘は地下鉄から降り、公園内に入り行列に並んでいましたが、その時、落雷事故に遭い、心肺停止となりました。落雷事故が発生した時間は、14時10分頃から14時15分頃までの間だったそうです。
    当日 私達夫婦に連絡が入ったのは病院側からの連絡で、15時36分頃でした。それから私と妻は、北九州市から大阪市内の病院へと向かいました。
    私達が到着したとき付き添いが誰もいないことに愕然としました。病院からは、心肺停止の場合は速やかに対応しないと命に係わる、早い段階でAEDを当てていれば命は助かった可能性が高かったと言われました。
    翌19日の朝、娘は尊い命を失いました。それから警察の担当者から事情説明があり、娘の解剖検査行うため管轄の警察署へ遺体を搬送するとの事で、私達も警察署へと移動しました。到着後、控室で待っている間、担当警察官から事故現場 へ行かれますかとのお話しがあり、私達は事故現場へ行きました。現場に到着すると、私達は人の多さに目を見張りました。警察官に尋ねたところ、ライブは何事もなかったかのように二日目も予定通り開催するとの事で私達は、驚いて警察官に主催者側に会いたいと申し出ました。なぜ、中止にしないのか納得がいかない状況でした。警察官から主催者側に会ってほしいと頼んでもらいましたが、警察官からは出来ないとの返事がありました。そこで仕方なく警察官から主催者側の方に連絡をしてもらい、私達に連絡をくれるように、お願いしてもらいました。
    解剖検査が終わり、私達が北九州市に戻ろうとした時、地下鉄で主催者側から連絡を受けました。時間は16時50分頃でした。その時 私は連絡をしてきた主催者側の人に事故の対応はどうであったのか確認をしましたが、主催者側は万全な対応をしたと言うだけでした。
    主催者側は、午前中から雷注意報が発令され、実際にゲリラ豪雨に見舞われたにもかかわらず避難誘導等何らの対応もしていません。行列に並ばせているのに、何ら対応していない事が、私達は納得できませんでした。その後、自分たちで調べて行く中で、救急車の要請も主催者側からではなく一般の方からの通報であり、主催者側は事故現場で一切何の対応もしていないことが分かりました。二人の尊い命が失われているのに野外ライブを決行していることにも納得がいきません。事故発生から2週間後にも、私達から主催者側に連絡しましたが、娘の事故のことは、「競技場を借りただけで競技場外は関係ない」と言われました。そのためこのような経緯から主催者側の責任を明らかにしたく提訴に踏み切った次第です。
    2   娘への思い
    娘は、生まれて間もない頃から健康で明るく活発で、小学校の時は友達も多く また、優しい娘でありました。中学3年生の高校受験の時は、自ら推薦を学校担任に申し出、合格しました。また、高校の時は、卓球部に所属し、3年間最後までやり遂げました。そして1級簿記・電卓1級を取得し卒業しました。高校卒業時は、私達と相談し、就職するか大学まで行くか悩んだ末、きちんと奨学金を借り、短大を卒業しました。私達は、娘の行動を陰ながら応援していました。その後、整形外科の事務として就職し、約2年5ヶ月事務職及びリハビリ担当として仕事を頑張っていました。預金も170万円ありました。幼稚園から短大までの友人を凄く大切にし、そして、いつも友達から悩み事を相談されていました。友達のお誕生日にサプライズをする事が大好きで、友達を感動させ喜ばれていました。私達は改めて娘の存在の大きさを知り、偉大な娘であったと実感しました。
    娘も今回の事故は、納得がいかないと思います。本当に悔やまれます。
    3 被告に伝えたいこと
    被告ら主催者に伝えたいことは次の6点です。
    ①カラーコーンを並べて入場者を並ばせているのに、なぜ十分な警備体制を取っていなかったのか
    ②なぜ、救護本部で医師及び看護師が待機しているのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ③娘はエグザイルのスポーツタオルを身につけて倒れていたのに、なぜ事故発生後何も対応しなかったのか。
    ④なぜ、野外ライブを中止しなかったのか。
    ⑤なぜ、競技場外を関係ないといえるのか。
    ⑥事故の翌日2日目のライブではなぜ、カラーコーンを撤去したのか
    4 この裁判に望むことは
    娘の事故は、今後も野外ライブに於いて有り得る事です。二度と同じ悲惨な事故が繰り返されないためにも、この裁判において、主催者側が誰が何をすべきであったのか、何が不十分であったのか、その責任の所在が明らかにされることを望みます。そして、今後の野外ライブでの警備体制、避難誘導体制等の見直しがされることを望みます。5万人以上の人が集結する場所では、実際にコンサートが行われる競技場内だけではなく、行列が出来る競技場外でも完全対策は万全にすべきだと考えます。
    以上
    上記の意見陳述書を整理し時系列化すると、
    2012年(平成24年)8月18日(土)
    [13時30分]
    開場時間を目標に会場の長居公園に向かう。
    地下鉄から降り公園内に入り行列に並ぶ。
    [14時10分~14時15分頃]
    落雷事故に遭い心肺停止。
    となりますが、yhaooニュースのコメント欄で岩永和子氏の書き込みを見ると、
    [13時30分]
    開場するが、雨が降ってきたので排水作業の為にアリーナ席に既に入場していた観客はスタッフが会場外に誘導。
    会場外で並んで待っていた観客が急変した天候悪化で、長居スタジアムに向かい数万人が会場に入ろうと殺到するが入場禁止で入ることができず。
    長居公園の道路は雨で川のようになってしまい、少しでも濡れないように数万人が木の下に避難して誘導待ち。
    その後、落雷事故発生。
    という流れのようです。
    宇津崎 和子 facebook
    目撃者の証言動画
    https://www.facebook.com/100006456823153/videos/1905428289682380/
    さて、急変した天候悪化がどの位のものだったか上記の【参考情報】の[たむごんの白熊ニュース a nation大阪長居公園落雷で死者 現場写真と原因はエイベックスの商売優先]の落雷位置情報と、当日の動画をご覧ください。
    youtube
    落雷事故同時刻 主催者側テントからの投稿14:14
    https://www.youtube.com/watchv=j1vK1vOcGYk#t=29
    さすがにこのレベルの雨天は問題でしょう。
    これで避難先の誘導がなされないというのはいかがなものでしょうか?
    しかも今回のケースでは、一部の観客をイベント会場から屋外に誘導するも雨天を凌げる場所への案内もせずに動画の状況で会場外で待たせるという流れのようです。
    それと、スタジアムの周りではグッズの販売がなされていて集客がなされていたという情報もあります。
    上記の状況ではありますが、しかし、イベント中の事故ではありません。
    会場に入場中の事故について主催者がどこまで責任を負うのかという裁判になっています。
    下記はイベントに参加した方のブログです。
    What Cha’ Gonna Do
    大阪から無事に帰ってきましたΣ(>д<)
    http://pearl.x0.com/pg_blog/diary.cgi…
    イベント中の落雷事故では下記の裁判判例があります。
    弁護士村上英樹のブログ
    サッカー試合中の落雷事故で高校などに賠償命令 [くらしと安全(交通事故その他)]
    http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2008-09-18

    サッカー試合中に落雷で障害、高校などに3億円賠償命令
     大阪府高槻市で1996年8月、サッカー大会の試合中に落雷に遭って視力を失い、手足が不自由になるなど重度の障害を負った高知市の北村光寿さん(28)と家族が、在籍していた私立土佐高校(高知市)と、大会を主催した高槻市体育協会に約6億4600万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であった。
     矢延正平 ( やのぶまさひら ) 裁判長は「落雷発生を予見することは可能で、サッカー部の引率教諭や市体育協会、大会の会場担当者らは注意義務を怠った過失がある」などとして、原告敗訴の1審判決を変更、将来のリハビリ費用を含む計約3億700万円の支払いを命じた。
     学校の課外活動中の落雷事故で賠償が認められたのは初めて。
     判決は「教諭や会場担当者らは生徒の安全にかかわる事故の危険性を予見し、防止する措置をとる注意義務を負う」と指摘。その上で、試合開始前に雷鳴が聞こえ、雲間の放電も目撃されていたことなどから、「雷鳴が大きな音でなかったとしても、教諭らは落雷の危険を具体的に予見できた」とした。
    – 読売新聞 [09/18(木) 02:31]

    上記を踏まえつつ考えると、イベント中の落雷事故は主催者の安全配慮義務が求められますが、今回のエイベックスのコンサートの場合はイベント開始前の事故です。
    ・主催者側の安全配慮義務としてイベント当日の落雷注意報への対応と、観客の避難誘導先の確保について不備のある点。
    ・会場への入場待ちの観客に対して天候悪化時の避難誘導自体もしっかり行われていない様子。
    ・落雷事故発生後の被害者に対する救命行動の有無。
    など、幾つかの点で疑義があります。
    これが”被害者が家を出た瞬間の落雷事故”ならばこのような物言いはしませんが、会場に入場する為に並んでいたのならば、既に主催者の監督指揮権の中にいる状態だと推察できます。
    そして、主催者が妥当性のある避難場所への誘導をしたのに被害者個人が自身の判断で主催者の誘導を無視して行った行動ならば被害者個人の責任に帰結していくでしょうが、まったくそのような状況でもありません。
    そういう環境の中に数万人の観客がいるのですから、観客個々に独自の判断で避難行動をするのは難しいと思えます。
    この不具合をなくすために主催者が安全配慮義務として避難誘導の仕組みを整えているのです。
    仮に今回の件が被害者の落ち度で判決が出てしまうと、今後に行われる大規模イベント時にも
    「自分の身を自分で守れ」
    という仕組みになってしまうので、極論で言うと
    「イベント入場前は主催者の避難誘導の有無を勘案せず、自身の判断で最適な避難をしなければならない」
    との判断になってしまいます。
    相当な緊急事態時はそのような判断もありえますが、一般的には主催者の避難誘導に従うのが筋なので、もし観客が個別に判断して対応するのが標準化してしまったら、数万人規模のイベントではパニックに繋がっていきますよ。
    この事件の責任が誰にどのような形の結論になるのかは私もはっきり予想できませんが、今後の大規模イベントにおける入場時の会場周辺の責任の所在について明確な指針となるでしょう。
    *Java Jiveさん、情報提供ありがとうございました。
    この投稿からタグ1件を削除しました。
    岩永 和子
    3月26日
    娘の落雷事故 EXILEと検索致しますとヤフーニュースにコメントして頂きました。

    北本 智春
    3月21日 10:17 · Shizuoka 静岡県 静岡市(日本) ·
    ◆注目ニュース 130 [イベント・事故・自然災害]◆
    【引用記事】
    屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念
    iAsia 2016年3月15日(火)
    http://www.npo-iasia.org/archive/2016/03/a-nation2012.html

    楽しみにしていた屋外コンサートに行ったわが子が雷に打たれて死亡したら、あなたはどうするだろうか。天災だとすべてをあきらめ、無念の思いをかみ殺すだろうか。ゲリラ豪雨などが多発していて落雷の危険性は増していると言われている中、2012年に大阪で発生したある落雷死亡事故を振り返りたい。事故は防げなかったのか?事故を防ぐ手立てを講じる必要は無いのか?(アイ・アジア/鈴木祐太)
    2012年8月18日、その日の大阪の天気は午前中こそ快晴だったものの、午後から崩れ始める。強い雨は路面を叩き、雷鳴が辺りにとどろき始めた。
    この日、大阪市の長居公園では人気グループ「エグザイル(EXILE)」や「三代目 ジェイ・ソウル・ブラザーズ(三代目J Soul Brothers)」などが出演する「エイ・ネーション2012(a-nation 2012)」の大規模なコンサートが午後から予定されていた。
    北九州市からコンサートを楽しみに大阪に来た岩永牧子さん(当時22歳)は、会場のある長居公園の地下鉄駅の改札を13時32分に出たことがわかっている。そして雨と落雷を避ける為に、14時10分過ぎ(訴状では10分~15分)に公園内の木陰に避難、そして落雷。
    雷の直撃を受けた岩永牧子さんはその場に倒れる。近くの病院に運ばれるが、死亡が確認される。
    母親の岩永和子さんは、落雷が予想されたにも関わらず何の手だてもとらなかった会社に責任が無いとは言えないと、次のように話す。
    「雷が落ちても命を守れる場所を確保してくれなければ、安心して子どもをライブに行かせられないのはどこの親も同じだと思う。指示や誘導をきちんとしてくれていたら、娘は助かったのではないか」
    この日、気象庁は事故前日の15時25分に大阪府全域に雷注意報を出している。また大阪市には13時48分に大雨注意報、洪水注意報が発せられ、14時9分には大雨警報(浸水害)、洪水警報が発せられていた。つまり、牧子さんでなくても、誰かが落雷事故にあう恐れは当日の午前中からあったとも考えられる。
    牧子さんの両親は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って損害賠償を求めて大阪地方裁判所に訴えを起こした。
    しかし、これまでの口頭弁論で、会社側は「スタジアムの外で起きた事故であり、主催者に責任はない」と主張。訴えを退けるよう裁判所に求めている。
    牧子さんの両親の代理人を務める辰巳裕規弁護士(兵庫県弁護士会)は、
    「大規模イベントを企画し、何万人という都市にも匹敵する観衆を集客する主催者には、スタジアム内のみならずスタジアム周辺に参集した観客に対しても

    岩永和子 より 岩

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です